ばね指

長峰@副館長

身体全体のケアと、腕や手先へのしびれの軽減を望まれておられるMさんだが、長年ばね指にも悩まされてきたとのこと。朝起きた時に左の中指が曲げ伸ばししづらく、腱が引っ掛かってしまうとのことでした。

ばね指は、整形外科では日常生活に支障があると手術をして引っ掛かりをなくす治療がおこなわれます。この指について治療できるかご相談をいただき、ばね指のような腱の治療は劇的な効果があるとは言えないことをお話ししたうえで、ご納得いただき治療をさせていただくこととなりました。

治療は、指の引っ掛かる腱に鍼をして、緊張がゆるむまでしばらく置いておきます。鍼をした後は、指が二回り細くなりMさんも驚いておられました。後日、朝の引っ掛かり具合を伺ったところ、むくみ具合や引っ掛かりが楽になったとのことでした。

日常生活の中で手を使うとまた症状が出てくるので、次回いらした時にも同様の治療をしたところ、1回目よりも元々の腱の緊張、鍼をした後の手指の張りがゆるんでいました。首肩のこりもあるため、こちらも治療しているのですが、相互的な効果が現れているようです。

ばね指でお悩みの方、朝起きると指のこわばりを感じる方、一度治療をお試しになってはいかがでしょうか。