春の不眠

 

長峰@副館長

 

この季節になると「眠りが浅い」「よく眠れない」というお声を耳にします。春は身体も活動モードになります。東洋医学的には、気の流れが伸びやかになって意欲的になったり活動的になったりします。新しいことを始めたくなるのもこのためですね♪

一方で、気が高ぶりすぎて暴走することもあります。すると、夜に就寝モードに替わりにくく体を休めて眠る力が弱くなり、目が覚めやすくなったり眠りが浅くなったりするわけです。

 

そんな時には、布団の中で仰向けの姿勢になって丹田(たんでん)に意識を向けながらゆっくり深呼吸をします。息を吐く時に体が脱力していくイメージをしてみてください。気を丹田に集めて就寝モードにしていきます。私もやっていますが、体の力がゆるみリラックスして眠りに入りやすいですよ。気分が高ぶる時や心配事がある時にもおすすめです。

 

※丹田とは「臍下丹田」のことで、へその下3~5cmの腹の奥と言われています。身体の軸となる場所で、心身の元気が集まる場所と考えられています。