東洋医学で自分を診る · その3

長峰@副館長

 

自分の弁証論治、第3弾は【五臓の弁別】です。

 

問診と時系列に加え、切診(せっしん)をします。切診とは、脈診・舌診・腹診・背中から腰、四肢の状態を診るものです。色合いやつや、全体の状態と局所の状態、熱間や冷え、経穴の状態など体表に現れている反応をよみとります。

 

これら四診(望診・聞診・問診・切診)を合参して、臓腑経絡学や症状の鑑別診断を駆使し五臓に弁別していきます。先生曰く、五臓の弁別は東洋医学における過去の積み重ねを利用して、四診をまとめ上げてみるという行為なのだそうです。五臓とは、陰陽五行論に基づく木火土金水に相当する臓(肝・心・脾・肺・腎)のことです。例えば、食後の腹満腹脹→脾、朝に疲れが残る→腎、ストレスでイライラ→肝という具合です。

 

この作業、思いの他すごく苦戦しました。(汗) 知識の整理が必要で、経穴を調べなおしたり、臓腑との関連について確認したり、一つ一つ調べていくことで、臓腑の働きを理解することにもつながりました。 ~その4へつづく~