東洋医学で自分を診る その1

長峰@副館長

 

私は一元流鍼灸術という東洋医学を学んでいます。東洋医学といっても長い歴史があり、時代や流派によって考え方や治療法が異なります。学校で学んだ東洋医学の知識はほんの一部で、一元流の師匠のもとでの学びは、私の意識を大きく変えました。

 

勉強会での学びの一つに、まず自分の弁証論治(べんしょうろんち)に取り組むというのがあります。これは、自分自身について東洋医学的な診察・考察・治療方針を立てながら学びを深めるものです。私もいよいよこの弁証論治に取り組むことになり、昨日、自分の問診票を書きあげました。今つらい症状のこと、日常的な体調のこと、これまでの人生の流れの中での体調の変化など…、じっくり自分と向き合ってみると、意外と気にしていなかったことがあったり、体調と生活の関係性に気づいたり発見があります。

 

これまでの臨床の中で、東洋医学的な考え方も取り入れて治療をしてきましたが、さらに論理的に筋道を立てた治療ができるようになりたいと思っています。